美人でナイスバディな上に、お金持ちのイケメン彼氏もいる。ノリにのってた主人公のエル（リーズ・ウィザースプーン）なのに、突然「ブロンド」を理由に彼氏から別れを告げられ、彼はハーバード大学へ。頭に来ちゃったエルは、猛勉強してハーバード大学に入学する。

そんなバカな…と突っ込みを入れたくなる所満載の映画だけど、コメディなので許す。リーズ・ウィザースプーンは「クルーエル・インテンションズ」で共演したライアン・フィリップと結婚して出産もしているが、ミセスでママなのが信じられないくらいナイスバディの上にキュート。
ブロンドとショッキングピンクばかりの「エルワールド」に最初はいささか引き気味だったけど、バカそうだけどバカじゃなく、軽そうに見えるけど実は思いやりのあるエルに、映画の中の登場人物だけでなく、見ている私も知らず知らずうちに引き込まれて行く。
「誰だって本気になれば何だってできるのよ」的なサクセスストーリーは単純だけど、エルの軽いノリには複雑なストーリーは合わないかも。要チェックなのは、映画の最中何度も変わるエルの衣装や、さりげなく部屋に置いてあるキュートな小物の数々。１度普通に映画を楽しんだ後、もう１度隅々まで見たくなってしまう映画である。基本的にはおバカ映画の類だけど、元気になりたい時に頭を空っぽにして見てほしい１本。