The Sweetest Thing
クリスティーナの好きなコト
(2002/米)
監督 ロジャー・カンブル
キャスト キャメロン・ディアス
クリスティーナ・アップルゲイト
セルマ・ブレア

遊びの恋を満喫し、2人の親友と共に勝手気ままな人生を過ごして来たクリスティーナ。ある日、失恋した友達を励まそうとくり出したクラブで、友達の為に声をかけた男性に自分が惹かれてしまう。「本気の恋はしないはず」「でも気付けば30前」自分の本当の気持がわからず焦るクリスティーナは、本当の恋なのかどうかを確かめるため、親友と共に彼に会いに行くのだが…。

今時の30前の女性の本音を、下ネタ満載で描くおバカラブコメディ。
しかし…、冒頭から下ネタ満載し過ぎ。キャメロン・ディアスの下ネタギャグには慣れたけど、セルマ・ブレア、お前もか!と小さなショックを受けてしまった。放送禁止用語連発の替え歌ミュージカルシーンでは、笑いを通り越してだんだん切なくなってしまった(^_^;)
キャメロン・ディアスの映画だから、ある程度覚悟はしていたものの、どうして彼女はこの手の映画に好んで出演するのだろう?

そもそも、30前の女の本音、と言うけれど、日本人の場合いくら親友同士でも性的な問題にあまり干渉したりしないし、それを話のネタに盛り上がる事もない(少なくとも私は)。そういう点で、同じ世代の女性のお話なのに共感できる所がないのである。
とは言え、「おバカ映画」と割り切って、頭を空っぽにして見れば面白くないこともない。キャメロン・ディアスがブティックの試着室でファッションショーをやるシーンでは、フラッシュダンスやプリティ・ウーマン、マドンナの物まねが見られるし、クリスティーナが恋心を寄せるピーターとピーターの兄がゴルフクラブでライトセーバーの戦いをする場面など、映画好きが喜ぶ小ネタも所々に見られる。下ネタOK!おバカ映画大好き!と言う人にだけお薦めの映画である。
それにしても…、セルマ・ブレアは将来有望の若手女優なんだから、もうちょっと仕事を選ぼうよ〜。

おすすめ度/★★☆☆☆