Monster's Ball/チョコレート
(2001/米)
監督 マーク・フォースター
キャスト ビリー・ボブ・ソーントン
ハル・ベリー
ピーター・ボイル
ヒース・レジャー

この映画でハル・ベリーは、黒人女優初のアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した。
人種差別主義の父親の影響受ける刑務所看守ハンク(ビリー・ボブ)とハンクが死刑執行をした黒人死刑囚の妻レティシア(ハル・ベリー)。まったく別世界にいた2人が出会い、お互いの心の隙間をうめるべく惹かれあっていく。確かにハル・ベリーの演技は素晴らしかったが、ハンクの息子とレティシアの息子が相次いで死ぬなど、ストーリーに無理があるように感じてしまった。また、公開前の情報などから、黒人と白人との間の壁がこの映画のテーマだと思って観たのだが、ハンクが人種差別主義の父親の影響を受けているとしながらレティシアに対しての葛藤などがあまり感じられず、ここでもストーリー的に強引なイメージを受けた。主人公であるレティシアよりも、ハンクの息子のソニー(ヒース・レジャー)の方が悲しくて切なかった。

おすすめ度/★★★☆☆