Transporter
トランスポーター(2003/仏)
監督 コーリー・ユン
(制作・脚本/リュック・ベッソン)
キャスト ジェイソン・ステイサム
スー・チ−、マット・シュルツ

南フランスで1人のんびり静かに暮らす退役軍人のフランクは、実はプロの運び屋(トランスポーター)。1.契約厳守、2.名前は聞かない、3.荷は開けない…この3つのルールのもと、高額な報酬と引換にどんな荷物でも運ぶ。
どんな時でも冷静沈着、この3つのルールを厳守し、常に安定した報酬を得て来た彼だったが、ある日、あまりにも不審な荷物を受け取り、ついに彼はルールを自ら破りその荷物を開けてしまう…。

言わずと知れた、リュック・ベッソンの製作・脚本作。Taxiシリーズ、Yamakasi、に続く、リュック・ベッソン流のアクション映画です。この映画、ジャン・クロード・バンダムとかジャッキー・チェンでも良さそうなストーリーだけど、主役をジェイソン・ステイサム、舞台をフランスとしている所で、思いっきりクールでスタイリッシュなB級映画(?)になってます。
リュック・ベッソンと言えば「グランブルー」「ニキータ」「レオン」などの名作を思い浮かべちゃうような人には、あんまりお薦めできない娯楽映画だけど、Taxiシリーズなどが好きな人にはお薦め。Taxiシリーズでおなじみのプジョーパトカーの大破シーンや、BMWのカーチェイスなど、好きな人にはたまらないカーアクション目白押し。リュック・ベッソンは車好きと言うだけあって、車の撮り方がうまい。しかも、主演のジェイソン・ステイサムのアクションもすごい。黙って立ってると存在感のないただのおじさんなんだけど、服を脱ぐと逆三角形の鍛え上げられた肉体、喋るとハスキーでクールな声、元々高飛び込みの選手で世界選手権にも出場したという経歴の持ち主だけあって、運動神経は抜群。格闘シーンではキレのあるアクションが見られる。
Taxiシリーズ同様、「まじかよ?」とツッコミを入れたくなる所満載だけど、細かいことを気にせずにアクションを楽しむ映画である。

おすすめ度/★★★★☆